上越市で新たに居残りハクチョウ確認 今度は上新町の田んぼ

新潟県上越市上新町の田んぼに2023年4月、北帰行せずに居残っているハクチョウが1羽いる。飛ぶことはなく、田んぼやあぜ道を歩いている様子が地元住民などに目撃されている。

居残りハクチョウ
上越市上新町の田んぼに居残っているハクチョウ(2023年4月14日撮影)

同市では2022年春に高田城址公園の北堀に羽が折れて飛べないオオハクチョウ1羽が居残っているのが確認され、公園を管理する上越市などが観察を続けている。

新たに居残りハクチョウが確認されたのは、郊外の上新町から下新町にかけての田んぼ。コハクチョウとみられる。けがをしているかどうかは不明だが、4月14日午前中、約1時間の間に飛ぶどころか翼を羽ばたかせることもなく、田んぼの中やあぜ道をひたすら歩いていた。

農道脇を歩くハクチョウ(同)

鳥獣保護などを担当する同市環境政策課は、「野生動物であり、元気でいる以上、自然界と同じようにそっと見守るのが基本。農作業への支障や農業被害となった場合には、関係機関と検討する」としている。

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