4年ぶり自衛隊パレードに約8000人 上越市の高田城址公園観桜会

新潟県上越市で開催中の第98回高田城址公園観桜会で2023年4月1日、陸上自衛隊高田駐屯地のパレードが4年ぶりに行われた。満開の桜で迎えた観桜会開幕後初の週末ということもあり、約8000人(同駐屯地発表)が沿道に集まり、整然と行進する隊員や車両を見守った。

「司令部通り」で行われた陸上自衛隊高田駐屯地によるパレード

パレードは、観桜会を盛り上げようと自衛隊協力団体の要望で2013年に41年ぶりに復活してから毎年行われていたが、新型コロナウイルスの影響でここ3年間は中止されていた。久々の開催となった今回は、隊員約130人と車両30台が参加した。

青空が広がり、多くの花見客でにぎわう午前10時半頃、同駐屯地の音楽隊が演奏を響かせてパレードを開始。第2普通科連隊の隊員が小銃を手にして行進し、高機動車や軽装甲車、大型ダンプや大型トレーラー車などさまざまな自衛隊車両が連なって走行した。「司令部通り」の陸上競技場入口交差点から極楽橋前までの約400mを進み、沿道の観客は撮影したり拍手を送ったりしていた。

整然と行進する隊員

第2普通科連隊や第5施設群の車両が続いて走行した

千葉県から家族で訪れていた小学生の男子児童(9)は「近くで見られて、迫力があって楽しかった」と話し、初めて訪れた同公園の桜に「奇麗」と笑っていた。