上越市の高田城址公園の桜が観測史上最速3月に満開 観桜会開幕

新潟県上越市の高田城址公園の桜が2023年3月29日、満開となった。3月29日の満開は観測史上最も早く、これまでの4月1日より3日早い。満開と同時に第98回高田城址公園観桜会が開幕し、レジャーシートを敷いて食事を楽しむなど、初日から多くの人でにぎわっている。

満開の桜の下食事を楽しむ家族

公園内忠霊塔前にある調査木のソメイヨシノは25日、観測史上最も早く開花した。開花が早まったため開幕前日の28日から、一部露店の営業とぼんぼりの点灯、人気撮影スポット「さくらロード」と高田城三重櫓のライトアップを前倒しした。

人気の撮影スポット「さくらロード」は片側通行

新型コロナウイルスの影響で禁止されていた会場内での飲酒が4年ぶりに解禁となり、飲食の時間や人数などの制限も撤廃された。食べ歩き、飲み歩きは引き続き禁止。出店者の居住地を上越地域3市に限定していた露店は、県内居住に拡大し、昨年から約15店増の55店が出店している。さくらロードは昨年同様に密を避けるため、片側通行とした。

この日は晴天に恵まれ、朝から多くの人が訪れ、写真撮影や食事を楽しんでいた。娘家族とレジャーシートを敷いて花見を楽しんでいた十日町市の女性(70)は「桜が満開で天気も良くて気持ち良い。屋台も多く出ていてコロナ前に戻ったようで楽しい」と話していた。

会期は4月12日まで。ステージイベントは実施しないが、29日午後6時30分からは花火打ち上げ、4月1日には午前10時30分から陸上自衛隊高田駐屯地によるパレードが4年ぶりに行われる。

土日曜には午前10時〜午後9時、大手町交差点から上越地域振興局までと、極楽橋南側から陸上自衛隊高田駐屯地前まで交通規制を実施する。

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