直江津港でミニボート転覆 長野市の親子無事救助

上越海上保安署によると2023年3月12日午前6時半頃、新潟県上越市の直江津港でミニボートが転覆し、釣りをしようとしていたいずれも長野市に住む会社員の父親(50)と息子(20)が海に投げ出された。2人は50mほど泳いで近くの防波堤に上がり、通りかかったプレジャーボートに救助され無事だった。

転覆したミニボート(上越海上保安署提供)

2人は同日午前6時頃、長さ約2.65m、幅約1.2mのミニボートで直江津港黒井浜を出港。直江津港第3東防波堤灯台から北東に約670mの海上で釣りをしようとした同6時25分頃、波で船体が揺れ始めたためバランスを保とうと船内を移動したところ、船が傾き転覆した。

2人は防波堤に上がり、118番通報して救助を待っていたところ、通りかかったプレジャーボートに午前7時に救助された。転覆したボートは同8時50分に同署の巡視艇たつぎりに揚収された。父親が防波堤に上がる際に手指に軽い切り傷を負ったが、2人とも大きなけがはなかった。2人は救命胴衣を着用していたという。

当時の天候は晴れで、南西の風6m、風浪0.2m、気温16度、海水温12度だった。

転覆したおおよその位置