ブロンズ像など春の装いに 高田城址公園で冬囲いの取り外し始まる

新潟県上越市本城町の高田城址公園で2023年3月7日、春の訪れを告げるブロンズ像と樹木などの冬囲いの取り外し作業が始まった。29日開幕の第98回高田城址公園観桜会に向け、市職員らが着々と準備を進めている。

7日に始まった冬囲いの取り外し作業

冬囲いがされているのは、西堀遊歩道沿いブロンズプロムナードの16基、噴水広場東側にある岩野勇三ブロンズコーナーの10基の計26基と、サツキやツツジなどの低木約5000本、照明など。

朝から青空が広がった初日は、公園管理人と市シルバー人材センターの会員8人で作業に当たった。慣れた手付きで囲いを固定する縄をはさみなどで切り、組まれた竹や丸太を次々と外していった。

樹木の囲いも外され、春の装いとなっている

公園管理人の宮崎直樹さんによると、今冬の雪や10年に一度と言われた1月の寒波による樹木や像への被害はなかったという。「散歩しながら作業の様子や、厳しい冬を越えた公園の景色を楽しんで。観桜会もたくさんの人に来てもらえれば」と話している。

作業は3月下旬まで行われる。