新潟県は2023年1月27日正午、上越地域での強い寒気による降雪で、消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下のおそれがあるとして、上越市高田地区を中心とする規制地域に今冬初の地盤沈下注意報を発令した。
県によると27日午前10時現在、同市栄町の高田G2観測井の地下水位低下量は6.34m、同市本城町の高田城址公園観測井の地下水位低下量は5.61mで、いずれも注意報発令基準を超えた。
県は同市と協力し、消雪用井戸の設置者に注意報発令を通知し、節水対策の徹底を要請するほか、一般市民には節水などの協力を求める。
新潟地方気象台によると、27日午前11時までの同市高田の24時間降雪量は37cmだった。