新潟県上越市の金谷山スキー場の今シーズンの無事故を願う安全祈願祭が2022年12月16日、スキー場近くの「対米館」で開かれた。地元町内会長ら関係者13人が出席した。今シーズンの営業は2023年1月12日から3月12日までの予定。期間中の2月4、5の2日間はレルヒ祭が開かれる予定。
日本スキー発祥の地として知られ、同市の高田市街地から最も近いスキー場としてスキーヤーらに長年親しまれている。ゲレンデはシングルリフト1基が運行し、白旗山、尾根、向山の3コースを設置。そり遊び専用エリアもあり、小さな子供を連れた家族連れらにも人気のスポットとなっている。
市によると、昨シーズンは1月16日から3月12日までの56日間、リフトが運行され、リフト利用者は4202人と、過去5年間で最多となった。今年は老朽化のため、リフトを動かす滑車が新調された。
安全祈願祭では同市本町1の春日神社、大島美香宮司が祝詞を奏上し、出席者は祭壇に玉串を捧げ、今シーズンの安全を祈願した。対米館社長で金谷山スキー場安全対策連絡協議会の星野健会長(70)は「久々にコロナを忘れ、金谷山へ来て。笑顔で来て、笑顔で帰れるスキー場。市民から楽しんでいただけるよう、頑張っていきたい」と話していた。
ゲレンデは積雪70cm以上、圧雪状態で30cm以上で危険箇所がないことが滑走の目安となる。リフト料金は1回券大人210円、同小中学生160円、11回券大人2100円、同小中学生1600円。第3日曜は小学生が、毎週土曜は「こどもの日パスポート」を提示すると市内の小中学生がそれぞれ無料となる。リフト運転時間は午前9時から午後4時30分まで。