「シラス」とスギ材を使った2世帯住宅 上越市黒井で11月26、27日に見学会

火山噴出物の「シラス」とスギ材を使った高性能2世帯住宅の完成見学会が、2022年11月26、27の2日間、新潟県上越市黒井地内で開かれる。設計施工は、100年以上国産材を使った家造りを行っている上越市吉川区の布施材木店。完全予約制。

公開される「シラスそとん壁」を使用した家

上越地域の気候風土に適した住まいを提案する同社が今回手がけたのは、木造2階建て4LDKの高性能、高気密、高耐震性を持つ「Nearly ZEH」住宅(省エネルギー設備と再生可能エネルギー等で年間の一次エネルギー消費量をプラスマイナスゼロに近づけた住宅)。1台分のインナーガレージもある。

外壁には、九州のシラス台地に堆積する火山噴出物「シラス」を主成分とした壁材「シラスそとん壁」を採用した。断熱性、透湿性に優れ、建物を結露やカビの被害から守るだけでなく、退色や劣化がほぼないため、将来的なメンテナンスも大幅に抑えられるのが特徴だ。

スギの無垢材をふんだんに使用した室内

このほか、建物の構造、部材から室内の建具までスギの無垢材をふんだんに使用。保温や断熱に優れ、湿気も吸収するスギ材は肌触りが良く、室内には木の香りがあふれる。親世代も子世代も快適に過ごしやすい空間だ。

リビングは吹き抜けで、太陽光もたっぷりと差し込む。職人手作りのオシャレなキッチンや子どものスタディカウンター、壁掛けボードなど、見どころがあふれる。

職人造作のキッチンカウンター(左)と“見せる収納”にもできる壁掛けボード

「上越の気候風土に寄り添った心地良い住まいができました。ぜひご家族皆さんでご覧ください」と同社では話している。

開催は午前9時30分〜午後4時30分。会場は予約申し込み時に伝える。見学会のページはこちら。WEB予約はこちら。フリーダイヤル 0120-940-722