直江津D51レールパークや二本木駅のスイッチバックなど、新潟県上越市にある鉄道資産を観光資源にすることを目指す「上越リアル鉄道博物館プロジェクト」は2022年11月13日、小学生親子を対象に市内の鉄道スポットを巡るモニターツアーを開催する。旅行代金は無料で、3日まで参加者を募集している。
同プロジェクトは、上越市を中心に点在する鉄道資産や遺産をフィールドミュージアム「上越リアル鉄道博物館」とし、一年を通して楽しめる観光資源開発を行う。えちごトキめき鉄道、頸城自動車、中郷観光協会、フルサットで組織し、本年度の観光庁の補助金採択を受けた。
モニターツアーは小学生の親子2人1組が対象で、定員は半日コースは5組10人、1日コースは10組20人。鉄道スポットで出題されるクイズに親子で答えながら、歴史の中で鉄道が地域にもたらした経済や文化の発展を知り、鉄道のある町の姿を楽しみながら再認識する。案内役はえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長。
ツアー内容は、上越妙高駅を電車で出発し二本木駅のスイッチバックや豪雪対策設備、工場引き込み線の痕跡歩きなどを行う。また鉄道クイズに答えながら貸し切りバスで直江津D51レールパークに向かう。1日コースは、さらに旧頸城鉄道の蒸気機関車「コッペル号」を動態展示しているくびき野レールパークを見学する。いずれのコースも昼食の弁当付き。ツアー終了後にアンケートに協力する。
申し込みはJTB長岡支店でインターネットで受け付けている。申し込み多数の場合は抽選となる。