関川河川敷のコスモス100万本が見頃 休日にはキッチンカーも

新潟県上越市塩屋新田の国道8号関川大橋下、関川右岸の河川敷で、約100万本のコスモスが見頃を迎えている。青空が広がった2022年10月26日、訪れた人々は爽やかな秋風に揺れるピンクや白の花々を眺めていた。見頃は11月上旬まで。今年は土日祝日にキッチンカーが出店する。

コスモスは、対岸の新潟労災病院の入院患者を元気づけようと、河川の美化活動を行うグループや企業などでつくる「リバーサイド夢物語」(事務局・NPO法人徳合ふるさとの会)が、2000年から毎年植栽している。近年は地元の市立春日新田小の児童も種まきに参加していて、今年は9月上旬に種をまいた。

花は今週初めから咲き始めた。関川大橋を挟んだ川沿い約1km、面積約5haにわたって色とりどりのコスモス畑が広がる。この日は、土手に座りコスモスを眺めながら昼食をとるグループもあった。同市春日新田5の女性(72)は、「近所なのでウォーキングを兼ねて毎年見に来て写真を撮るのが恒例。今年も奇麗に咲いている。これから咲くつぼみもたくさんあるので、私も友人を誘ってお弁当を食べたい」と話していた。

NPO法人徳合ふるさとの会の塚越代表は「一生懸命頑張って花を咲かせているので、この景色を見に来てほしい」と呼び掛けていた。来年は植栽面積を約3ha増やし、上流の謙信公大橋まで広がる予定という。

土日祝日にイタリア料理店「ラ・ペントラッチャ」のキッチンカーが出店し、窯焼きピザなどを提供する。日時は10月29、30日、11月3、5、6日の午前11時から午後3時まで。

関川河川敷のコスモス畑の場所。藤野新田の「興和」脇の取り付け道路から堤防道路に入る