宿泊もできるモデルハウスが上越市大和にオープン 10月29、30日に内覧会 片建設

「自社大工による木の家」を102年にわたって造り続ける「片建設」(新潟県上越市岡原)が手がけた、宿泊もできる体験型モデルハウスがオープンした。「環境と人への負荷」を徹底的に減らした自然素材の家で、2022年10月29日(土)、30日(日)に同市大和5で内覧会を開催する。予約は不要で、室内の心地よさをじっくり感じられる。

オープンしたモデルハウスは、木造2階建て、延べ床面積36.2坪。「脱プラスチック、脱化学材」をテーマに、環境や住む人への負荷を最大限少なくした設計が特徴だ。

オープンしたモデルハウス。雁木のような造りのガレージ

ヒノキ、サクラ、マツ、スギなど、さまざまな木材をふんだんに使用した室内はぬくもりにあふれ、心地よい木の香りがいっぱいに広がる。内壁は土を使った塗り壁としており、湿気の吸排出作用で “ちょうどいい” 湿度に整えてくれる。

断熱材も木でできた自然素材を使用。遮熱力、蓄熱力などに優れ、冬の厳しい寒さや夏の猛暑などの外気の影響を受けにくいため、光熱費もぐっと抑えられるという。

床はヒノキの無垢材、壁は塗り壁のリビングダイニング

リビング南側には、幅2.5m、高さ2mの大開口窓があり、暖かな日差しがたっぷりと差し込む。窓際の職人造作によるベンチ収納は、椅子やテーブルにもなる可変式で、さまざまな使い方ができる。

リビングや2階には、除湿型放射冷暖房「PSパネル」を導入。薪ストーブのように輻射熱で家全体を温めたり、また冷やしたりするもので、送風がないため体に当たったり、ほこりや花粉、ウイルスなどを舞い上げることもない。一見部屋のパーテーションにも見えるため、室内に自然に溶け込む。

パーテーションにも見える除湿型放射冷暖房

公開を前にモデルハウスを内覧した同社のユーザーからは「とにかく居心地がいい」と大好評。同社では「工業製品を極力使わない、人や環境に優しい素材の家の心地よさをぜひ体感していただきたい」と話している。

寝室は1階に。年齢を重ねても暮らしやすいよう配慮されている

趣味や遊びなど暮らしに合わせて多目的に使える2階のオープンスペース

公開は午前9時〜午後5時。11月1日以降は予約があれば見学できるほか、1日体験したいという人は宿泊もできる(詳細は来場時に案内)。

10月29、30日に予約来場をした先着30組には、東北産スギを使った和柄コースターなど、選べるプレゼントがある。

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