直江津港内で漁船とカヤックが衝突 カヤックの男性が打撲など全治2週間 

上越海上保安署によると2022年10月16日午前11時20分頃、新潟県上越市の直江津港内で、漁船と釣りに出ていたカヤックが衝突する事故が発生した。カヤックに乗っていた長野県長野市在住の男性会社員(38)が海に投げ出され、右肩と右足に全治1〜2週間程度の打撲と擦り傷を負った。

同署によると、衝突した漁船は船長で長野県上田市在住の男性会社役員(70)ら4人が乗っており、総トン数2.8t、長さ9.18m、幅2.45m。同市有間川沖でのイカ釣り漁を終え、出発地の直江津港漁港区に戻る途中、東ふ頭危険物3号岸壁から約450m付近海上で、長さ3.4m、幅0.8mのカヤックに気付かず衝突。すぐさま漁船が救助に向かい、海に投げ出された男性を船内に引き揚げ、カヤックをえい航した。男性が足の痛みを訴えたため同11時26分、119番通報し、同漁港区まで搬送した。

衝突した漁船(上越海上保安署提供)

けがを負った男性が乗っていたカヤック(同)

カヤックに乗っていた男性は、別のカヤックやミニボートに乗った知人と3人で訪れており、同日午前6時30分頃、黒井浜から出発し、直江津港内で釣りをしていた。

当時の天候は晴れ、東の風2m、波0.1m、視程良好だった。同署が事故原因を捜査している。