新潟県上越市の上越大通り(県道上越脇野田新井線)の大手町交差点にある歩道橋が2022年10月、撤去される。半世紀以上にわたって、高田の市街地と高田城址公園などを行き来する人や通学路として利用されてきたが、老朽化が進み役目を終える。撤去工事のため10月26日から3日間は夜間に限り、付近の上越大通りが車両通行止めとなる。
県上越地域振興局地域整備部によると、高田横断歩道橋は、上越大通りが国道18号だった時代の1967年10月に旧建設省が設置した。当時は高度経済成長で交通量が増加し、歩行者の安全確保が目的だった。1985年からは県が管理している。
歩道橋は高さが5.5m、県道をまたぐ橋桁の長さは約19mで、階段は4本ある。今年で設置から55年が経過し老朽化していることや、利用者も減っていることから撤去され、歩道橋に代わり新たに信号と横断歩道が設置される。
撤去工事は26日から28日までの、毎日午後9時から翌朝の午前6時まで行う。工事時間帯は歩道橋のある大手町交差点から妙高市方面側に南本町2丁目交差点までの900mが車両通行止めとなる。
歩道橋撤去後は12月上旬まで横断歩道の設置工事が行われる。
撤去される「高田横断歩道橋」の場所