【動画】10月から提供料理を一新 トキ鉄「雪月花」 コース数増やしソムリエ乗車も

新潟県上越市のえちごトキめき鉄道(鳥塚亮社長)は2022年10月から、観光リゾート列車「雪月花」の提供料理を、2016年の運行開始以来初めて全面リニューアルする。料理のコースを2種類から4種類に増やすほか、ワインソムリエも乗車するなどサービス内容を充実させる。

赤、白のグラス1杯ずつが標準で付くワインコース

雪月花は、パノラマウィンドーの車両で妙高山や日本海などを眺めながら新潟の食材を使った料理を味わえ、全国や海外の観光客から人気を集めてきた。運行開始から丸6年が経過し、リピーター客も多く、各地で多様な観光列車が誕生していることから、「地元事業者といろんなことにチャレンジしてレベルアップしよう」(鳥塚社長)と、リニューアルを実施する。

景色と料理を存分に楽しめる車内

料理はこれまで、フレンチと和食の2種類のみだったが、今年春に新たな料理提供事業者を沿線地域で募集。午前便では、シェ・トヤ(上越市藤野新田)のフレンチ「ソムリエおすすめ、ワインコース」とデュオ・セレッソ(同市西城町3)の和洋中「新潟盛りだくさん、宝石箱コース」、午後便では、百年料亭宇喜世(同市仲町3)の和食「百年料亭、熱々釜めしコース」と、割烹汐路(糸魚川市能生)の和食「漁港直送、漁師の豪快コース」の計4種類を用意する。

左上から時計回りにワインコース、宝石箱コース、釜めしコース、豪快コース(えちごトキめき鉄道提供)

いずれも上越産の野菜やコシヒカリ、くびき牛、能生産ズワイガニなど地元食材をふんだんに使用し、趣向を凝らした三段重と汁物に仕上げた。釜めしコースでは、直江津駅で炊いた釜めしを熱々で楽しめ、ワインコースではソムリエから直接説明を聞くことができる。デザートは全コース共通で、ローマ教皇訪日時に振る舞われた「法王のティラミス」を、新潟産チョコレートなどを使用した特別仕様で提供される。

法王のティラミス雪月花特別バージョン

6日に行われたワインコースの試乗会では、シェ・トヤの小林茂雄料理長が「列車内なので食べやすさにこだわった」と説明。雪月花プロデューサーで自遊人代表の岩佐十良さんは「各店の特徴を生かした料理でパワーアップさせた」と自信を見せた。

また、通常プラン(2万4800円)に加えて上越地域の特産品の土産が届く「特別地域貢献プラン」(2万9800円)を設けるほか、アテンダントの制服変更、車内の見どころなどをまとめたブックレット配布も新たに実施する。

2017年に鉄道車両の新人賞を受賞した銀朱色の車両

鳥塚社長は「地域の良さを全国や世界の方に知ってもらうのが我々の使命。おいしいものの宝庫である新潟のファンになってもらいたい」と語った。

6日に開かれた試乗会の様子はこちら

予約、詳細は雪月花のホームページまで。

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