今年の梅雨明け「特定できず」 観測史上初の6月消える 気象庁が確定値発表

気象庁は2022年9月1日、梅雨入りと梅雨明けの確定値を発表し、速報値で6月28日としていた新潟県を含む北陸地方の梅雨明けを「特定できない」とした。7月中旬から前線が停滞して天候が崩れ、その後の8月上旬も大雨となるなどぐずついた天気が続き、6月28日以降も梅雨の状態だったとしている。

速報値では、今年は平年の7月23日より25日早く、1951年の統計開始以降初の6月中の梅雨明けと発表していた。立秋(2022年は8月7日)以降は梅雨明けとしないことから、今年の梅雨明けは特定できなかった。北陸地方で梅雨明けが特定できなかったのは、1951年の統計開始以降4回目。

梅雨入りも6月14日から同6日に変更された。6月中旬は晴れの日も予想されていたため、速報値では梅雨入りとしなかったが、実際には6日からぐずつく天気が続いたためという。

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