「かっぱ」モチーフにキャラクター制作 “ロボット社員” 導入で働きやすく Jマテ. カッパープロダクツ

銅合金の鋳造・加工事業を行う新潟県上越市大潟区土底浜の「Jマテ. カッパープロダクツ株式会社」(山本耕治代表)は、同区の「かっぱ伝説」と社名をモチーフにしたキャラクターを制作した。同社が導入した業務自動化ソフトウェアツールをイメージ化したもので、“社員”としての活躍を期待する。

人手不足解消の業務自動化ツールをキャラクター化

キャラクターは「かっぱ」と、社名の「カッパー」(Copper:銅)をモチーフにしたもの。かっぱ型のロボットをイメージしており、頭の皿は銅合金で、両手には銅合金のキュウリを持つ。

キャラクター誕生の背景は、少子高齢化による深刻な働き手の減少。同社では人手不足対策として生産性の向上を目指した社内DXを推進しており、その一環で業務の自動化を行うRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツール「BizRobo!」(RPAテクノロジーズ社製)を導入した。

人がパソコン上で行っていた定型作業をソフトウェアが代替するもので、デジタルレイバー(仮想知的労働者)と呼ばれる。このツールをロボット社員に見立て、活躍を願ってキャラクターを制作することに決めた。

誕生した“ロボット社員”のキャラクター

制作にあたり、社内でアイデアや原画を募集する「カッパー総選挙」を実施。社員投票だけでなく、8月20~28日に開催される地域行事「大潟かっぱ祭り」とのコラボレーションで、大潟かっぱ祭り実行委員会のスタッフにも投票してもらい、選定したという。

キャラクターの愛称は未定。大潟かっぱ祭りの期間中は、大潟コミュニティプラザにキャラクターの等身大パネルの展示も行う。

「働きやすい会社」への取り組み

同社では「働きやすい会社」「地域に貢献する会社」を目指し、DX推進のほかにもさまざまな取り組みを行っている。

パーソナルトレーニング

  • 運動不足解消と成人病予防のため、筋力トレーニング、ストレッチ、ヨガの講師を招いて週2回のトレーニング指導を実施。グループ従業員は無料で参加できる

奨学金返還支援制度

  • 大学等の奨学金を返還している若手社員に最大120万円補助

ワークライフバランス

  • 入社初年度から20日間の有休休暇、誕生日休暇あり
  • 年間休日119~120日(2023~2024年度)

その他

  • 中途採用者に20万円の入社祝金(対象職種あり)
  • 退職金、確定拠出年金、社宅、資格取得祝金、ホワイトウェーブ利用割引
上水道関連部品、産業機械部品は国内外でトップクラスのシェアを誇る製品もある

同社は「RPAの導入をはじめとしたDX推進により、社員の働きやすさと経営課題の解決を目指します。また地域コミュニティと共生し、大潟かっぱ祭りをはじめとした地域文化の活性化にも貢献したいと考えています」と話している。

現在正社員を募集中。詳細はホームページで。工場見学も受け付けている。

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電話 025-539-1102(Jマテ.グループ採用関係専用)