夏を彩るヒマワリ見頃 上越市南新保「つくしファーム」 8月7日までマルシェも

新潟県上越市南新保の「つくしファーム」や周辺の県道沿いで、今年も約10万本のヒマワリが見頃を迎えている。夏の風景を彩る鮮やかな黄色が、訪れた人々を癒やしている。見頃は8月上旬まで。

つくし第2ファームで見頃を迎えるヒマワリ。搾油用の品種のため背丈が低く、小ぶりなのが特徴(7月31日)

ヒマワリの植栽は、川室記念病院などを運営する「『和・道』医療福祉グループ」が、地域活性化のため2010年に開始。2014年からは、同グループの障害者就労支援施設「つくし工房」の利用者の仕事につなげるため、植栽したヒマワリの種から食用オイルの製造、販売を行っている。

今年は5月から6月中旬にかけて、ヒマワリ畑「つくしファーム」や諏訪小学校前、諏訪地区の県道沿いなど計約2.2haに、工房の利用者や職員、ボランティアの地域住民が種まきを実施。同工房によると、今年は暑くなるのが早かったためか、種まきが遅かった場所は発芽状態が良くなかったが、発芽した花の咲き具合は例年よりも良いという。諏訪小前の見頃は終わったが、つくしファームと県道沿いは31日時点で満開間近で、8月上旬まで見頃が続く見込み。

県道上越安塚浦川原線沿いに咲くヒマワリ

つくし第2ファームでは8月7日まで、同工房のアイスやドリンク、ヒマワリオイル、ヒマワリの切り花などを販売する「ひまわりマルシェ」も開かれている。晴天となった31日には家族連れらが次々と訪れ、写真撮影を楽しんだり、アイスで涼んだりしていた。

つくし第2ファーム

ひまわりマルシェ

同市港町1の70代夫妻は「趣味の写真を撮りに毎年来ている。(ヒマワリの)色に元気をもらえる」と話し、自宅に飾る用に切り花を購入していた。

マルシェは午前10時から午後3時まで。週末の8月6日にはカレー店、7日にはラーメン店の出店もある。

問い合わせは上越老人福祉協会025-520-2121。ヒマワリの開花状況などはつくしファームの公式ツイッターで確認できる。