水球の楽しさ知って! ブルボンの棚村さんら諏訪小で特別授業

水球男子日本代表として五輪や世界大会に出場し、クラブチーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」に所属する棚村克行さん(32)を招いた水球の特別授業が2022年7月8日、新潟県上越市立諏訪小学校(二瓶昭夫校長)で開かれた。3年から6年までの児童22人が初めて水球を体験した。

棚村さん(右から二人目)ら4人が来校

同チームは水球の魅力を伝えることなどを目的に、チームの本拠地、柏崎市をはじめ、県内の学校などに選手が出向く出前教室や各種体験会などを長年続けている。チームの活動を知った同校が依頼し、今回の特別授業が実現した。

講師を務めた棚村さんはリオデジャネイロと東京の五輪2大会などをはじめ、数多くの国際大会に出場し、日本の守護神として活躍。スキンヘッドにひげを蓄えるインパクトのある風貌でも知られている。

スキンヘッドにひげを蓄えるインパクトのある風貌の棚村さん

特別授業には棚村さんのほか、新潟産業大学水球部の男子学生3人も参加した。児童たちに「お菓子のブルボンの水球チームです」と自己紹介し、さっそく水中での体験がスタート。棚村さんらが、ボールの投げ方、パスの手本を見せると、ボールが水面を滑ったり、バウンドする技法に児童からは驚きや歓声が上がった。

児童たちは泳ぎながらボールを運んだり、ボールを手で持ちながら回転して前進したり、パスの練習やゴールに向かってのシュート、チームに分かれてのゲーム形式での実践など、さまざまなことに挑戦した。棚村さんと大学生たちは終始ユーモアを交えなが児童に接し、児童たちは笑いの絶えない楽しいひとときを過ごした。

盛り上がったシュート練習

3年生の男子児童は「水球は初めて。シュートの練習が難しかった。(棚村さんらが)楽しかったし、また水球をしたい」と笑顔。

最後は全員でハイタッチ

棚村さんは「(児童たちは)とても元気がよくて楽しかった、水球に興味を持つ子が増えてくれれば。スポーツの楽しさ、素晴らしさをこれからも子供たちに伝えていきたい」と話していた。