新潟県上越市の高田本町商店街で2022年6月4、5の両日、花に関するワークショップやマルシェなどのイベント「城下町高田本町花フェスタ」が開かれている。花苗販売のほか、フラワーアレンジメントやハーバリウム制作など、花にちなんだ多彩な体験が楽しめる。5日は午前10時から午後4時まで。
商店街の活性化などを目的に、「花のまち高田プロジェクト」と「オープンガーデン愛好会」が主催する。これまでは「城下町高田花ロード」の名称で秋に行われていたが、今年は花盛りの初夏に時期を変更。12日まで市内27軒で開催中の「上越オープンガーデンと花めぐり」に合わせ、イベント名や内容もリニューアルした。
あすとぴあ高田（本町5）や雁木通りプラザ広場（本町3）など5会場では、両日で10種類のワークショップを実施。予約なしで当日参加できるものがほとんどで、参加料は500〜2000円。このうち初日にはイレブンプラザ（本町4）で、見本を見ながら15〜20分でできるフラワーアレンジメントをはじめ、コサージュやバッグチャーム作り体験が行われた。
リンゴ形のフレームを使ったアレンジメントを体験した上越市内の小学3年生は「ピンセットを使うのが少し難しかった。ピンクの色の花が目立つように飾れて楽しかった」と笑顔を見せた。
高田まちかど交流館（本町3）ではハーバリウムやアロマカップ制作体験のほか、リボンやビーズを使ったハンドメイドアクセサリーの販売などがある。
また、商店街22の店舗では、花にちなんだ商品などが並ぶ長机マルシェが開かれている。このうち大杉屋惣兵衛お馬出し店（本町3）では、イベント限定のアジサイ型の琥珀糖や、特別価格の和雑貨販売などを行っている。5日には店舗前でハンカチの藍染体験も行われる。
町田理恵実行委員長（54）は「本町に来て花を見て、体験して楽しんで、また商店街に行きたいと思ってもらえたらうれしい。新しくできた店もあるので、イベントを通して商店街も見てもらえたら」と話している。
5日は高田城ロードレース大会の開催のため、午前7時20分〜午後1時20分の間は周辺の一部が通行止めとなる。問い合わせは上越市本町4丁目商店街振興組合025-523-2517。イベントインスタグラムはこちら。
