上越市大潟区に注射器38本漂着 「絶対触らないで」と市が注意呼び掛け

新潟県上越市は2022年6月10日、大潟区土底浜の海岸で、漂着した注射器38本が見つかったと発表した。市ではけがや感染症の恐れがあるため、見つけても絶対に触らず市に連絡するよう呼び掛けている。

大潟区で発見された注射器(上越市提供)

長さは9cmほど(上越市提供)

市によると、同日午前8時40分頃、住民が発見し同区総合事務所に通報した。市職員が現場で捜索し、同区九戸浜から土底浜までの海岸で計38本を発見。長さは9cmほどで、針が入っているものもあったが、いずれもキャップがしてあり、針がむき出しのものはなかったという。現在、海岸管理者の県上越地域振興局が調査を実施しており、同区雁子浜や柿崎区上下浜でも発見されている。

注射器の漂着は、今年に入り、秋田県や京都府、石川県など日本海側で相次いで確認されているが、同市で確認されるのは今年初めて。

市では注射器を見つけた場合、絶対に触らずに、市生活環境課(025-526-5111)か各区総合事務所に電話するよう注意を呼び掛けている。