新潟県上越地方や佐渡島の四季折々の風景をドローンを使って高度100mから空撮した写真展が2022年4月23日、上越市西本町3の無印良品直江津のイベントスペース「オープンムジ」で始まった。撮影したのは、ドローン撮影歴約2年半の上越市議の江口修一さん(74)で、4K映像による動画も会場内で見ることできる。展示は24日までで、時間は午前10時から午後6時まで。
江口さんは、観光振興を考える中、地元の上越市をはじめとする上越地域の良さを多くの人に知ってもらおうと、2019年9月にドローンの操縦士資格を取得。議員活動の傍ら上越、妙高、糸魚川の上越地域の豊かな自然を空撮し、自身のFacebookやInstagramなどで紹介している。
作品展の開催は初めてで、写真パネル約70点を展示。一昨年から昨年にかけて撮影した作品が大半で、青い海が広がる直江津海岸、桜が満開の高田城址公園や雪をまとった妙高連峰の大パノラマ、紅葉で赤く染まった苗名滝など、日常では目にすることができない高度100mからのダイナミックな映像美が広がる。2020年6月に訪れたという、佐渡の写真もある。
会場内には大型モニターを設置し、上越、妙高、佐渡で撮影した約13分の4K動画を繰り返し流している。また佐渡の世界遺産登録の応援企画として、全国の高校生が版画制作の腕を競う「はんが甲子園」の昨年の上位入賞作品4点も展示している。
江口さんは「広域観光を考えれば、上越地方のいいところをもっと積極的にアピールしていく必要がある。ドローンの写真や動画で再認識してもらえれば」と話していた。