記事広告
地域に根差した建築設計、まちづくり活動を行っている、新潟県上越市西本町1の「地域住環境建築研究所」(磯田一裕代表)は、「建築まちづくり展&無料住宅相談」を2022年5月14、15日の2日間、同市西本町3の直江津ショッピングセンター・エルマール1階催事スペースで開催する。住宅相談は予約制。
「地域住環境建築研究所」とは
近年は、さまざまな環境下から個室化が進んだプライバシー重視の閉ざされた家になりがちだが、同社では「自然、家族、地域に対して開かれた家づくり」をモットーとする。社名にも「上越の気候風土や地域の特殊性に配慮し、環境と共生しながら気持ちの良い建築を目指して日々研究する設計事務所」としての思いを込めたという。
手がけるのは、住宅設計はもちろん、神社仏閣・古民家などの伝統的建築の設計・改修、店舗などの商業建築、学校などの公共的建築や医院の設計など多岐にわたる。これまで住宅設計コンペなどで4回の受賞歴もある。
既存住宅の耐震・改修・リフォームと伝統的建築
同社が最も得意とする設計分野は2つ。1つは町家の保存・再生や既存住宅の耐震診断・改修、気密・断熱性能向上などのリフォーム設計で、磯田代表は、上越市と妙高市の木造耐震診断員(士)を長く務め、今まで35棟以上の耐震診断を行ってきた。「住み慣れた地域・家を大切にしたいが、暗い、寒い、使いづらい家はもう限界」といった悩みを解消する改修設計を数多く手がけている。
もう1つは、神社仏閣などの伝統的建造物の保存や改修に関する調査、企画設計。新潟県歴史的建造物専門家(ヘリテージマネージャー)としてのスキルを活かし、直江津の「ライオン像のある館」の保存・再生・活用にも尽力している。
建築設計とまちづくり(個から全体へ)
「単体の建物設計から通り沿いの街並み景観や団地、そして大きな街区での建築の有り方を考えていくことが、まちづくりへとつながっている」と磯田代表。「家は個人のものだが、みんなが自由気ままに個を主張し始めたら、全体の街並みとして見たとき美しい街になっているとは限らない。その場所に生きる者としての作法があり、周辺との調和や街並みへ配慮したデザインを行うこと、それが景色を創り、気持ちの良い街を創る一助になっていく」と話す。
今回の「建築まちづくり展」では、直江津まちあるきの見どころ紹介や、磯田さんが代表を務めるまちづくり市民団体「直江津プライド 2021」が昨年度行った「天王川クリーンナップ大作戦」と「直江津のグランドデザインを描く事業」の活動報告も行われるという。
イベントは、午前10時〜午後5時。
住宅相談予約は、申し込みフォームまたは、FAX 025-543-6226。
当日の連絡は磯田代表 090-9007-7380。
地域住環境建築研究所の経歴はこちら。
イベント会場の直江津ショッピングセンター・エルマール