酒気帯び運転で逮捕相次ぐ 6月に入って5件検挙

2016年6月に入って新潟県上越市の上越警察署管内で飲酒運転が相次いでいる。6月22日までに計5人が検挙されており、20、21日には連続で逮捕者が出た。今年に入ってからの検挙件数も前年同日と比べ、7件上回っている。

1日には、同市北本町2の雁木通りの民家に、無職男(65)が運転する普通乗用車が突っ込んだ。20日には、会社員男(58)が普通乗用車を無免許運転し、同市春日野1の山麓線上で右折待ちをしていた男性の普通乗用車に追突した。21日には、会社員男(32)が同市富岡地内の市道でフェンスに衝突する自損事故を起こした。

3人とも酒を飲んでおり、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕された。ほかにも2人が飲酒運転で検挙されている。

同署の榎三弘交通課長は「これから飲酒の機会が増えるが、飲んだら乗らないを守ってほしい。個人でもそうだが、会社や地域などそれぞれで飲酒運転根絶の意識を高めていってもらいたい」と話している。

今年に入って6月22日までの飲酒運転による検挙件数は26件。6月は22日まで5件で、前年同日までの1件を大きく上回っている。