ソメイヨシノの開花おあずけ  高田公園の調査木はまだつぼみ

日本気象協会が新潟県上越市・高田公園の今年の桜開花予想日をこれまで2020年3月26日と発表してきたが、園内忠霊塔前に立つ100年樹のソメイヨシノの調査木は同日、まだつぼみの状態だったことから、開花宣言とはならなかった。

高田公園内忠霊塔前に立つ調査木のソメイヨシノはまだつぼみ(26日午後1時30分過ぎ)
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4月1日に開幕する「第95回高田城址公園観桜会」を主催する上越観光コンベンション協会と、桜の観察活動などを行っている市内の環境ボランティアグループ「エコ・グリーン」(鈴木敏男代表)が毎年開花前に連日調査しており、調査木に開花の目安となる5、6輪の花が咲くと開花宣言となる。

同日は青空が広がる心地よい天候となり、開花が期待されたものの、関係者による目視などの調査では開花した花は一輪も確認できなかった。
鈴木代表によるとつぼみは濃いピンク色をしており、開花の直前は先端が白っぽくなると言い、「私たちも待ち遠しいし、桜も足踏み状態。27日は気温が上がりそうなので期待したい」と話した。

高田での観測史上最も早い開花日は3月30日。今年は全国的に冬場の気温が高く、少雪だったことなどから、関係者からも最も早い開花になるとみられている。

なお、26日に発表された最新の桜開花予想日は26日から28日へと変更された。