「分党ではなく一致結束し合流を」 国民民主新潟県連が玉木代表に緊急要請

国民民主党新潟県連は2020年8月18日、立憲民主党との合流協議で合流組と残留組に「分党」することを表明した玉木雄一郎代表に対し、党が一致結束して合流することを求める緊急要請を行った。上越市木田1の第6区総支部事務所で記者会見した梅谷守県連代表は「野党はまとまって大きな塊になる必要がある」と玉木代表に再考を求めた。8月18日午前10時に要請文書を県連から党本部にメールで送付したという。

記者会見する国民民主党新潟県連の梅谷代表(上越市木田1の第6区総支部事務所)
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梅谷代表は「衆議院の小選挙区制という選挙の仕組み上、数を持って器を作らなければならない」とし、「分党は、野党はバラバラとの国民不信の増幅につながりかねない。違いを強調するのではなく、乗り越えなければならない。戦うべき相手を見誤ってはいけない」と述べた。分党表明し自身は残留するとしている玉木代表に対し「これまで地方の意見をよく聞いていたのに、“寝耳に水”で、党内の意思決定のプロセスに課題もあった。野党の大きな塊を愚直に丁寧に目指してほしい」とした。

同党では、明日8月19日に合流協議の党内議論の場となる両院議員総会が開かれる。梅谷代表によると、8月11日の玉木代表の分党表明を受け、8月17日までに県連の役員や常任幹事全員の承認を得た。