日本各地の「城東中学校」をオンラインで繋いで交流する「第1回全国城東中学校サミット」が2022年2月28日、全国各地14の城東中学校で初めて開かれた。上越市立城東中学校(市川茂明校長)からも生徒3人が代表として参加し、学校の自慢や上越市についてなど、全国の城東中に通う生徒たちにピーアールした。
静岡県掛川市立城東(きとう)中の生徒たちが「全国の城東中とつながりを持ちたい」と希望したことがサミット開催の発端。掛川・城東の生徒が全国で校名に「城東」が入る中学校が17校あることを調べ、開催を呼び掛けた。サミットには上越・城東を含め、東北から九州沖縄まで、14校が参加した。
サミットはウェブ会議システム「Zoom」でつなぎ、上越・城東からはいずれも2年生で生徒会長の小松槍太君、副会長の佐藤美和さんと樋口琢磨君の3人が参加した。
会の冒頭、掛川・城東の代表生徒が「全国の城東中と交流できることをうれしく思う。コロナで行事がなくなり、大変な日々になったが、離れた場所でもオンライン上で一度に交流ができる。今後も交流を深めていければ」とあいさつ。その後、各校が持ち時間5分で学校、地域についてそれぞれ自由なスタイルで紹介した。
上越・城東は上越市の紹介として上杉謙信、スキー発祥の地、豪雪地域であること、高田城址公園の夜桜について紹介。学校紹介では伝統として引き継がれている合言葉「2つのあじみ」を紹介。「あいさつ」「時間」「身だしなみ」と「あいて」「じぶん」「みんな」のことで、「この合言葉を大切にしながら生徒会を活発に運営していきたい」と堂々と発表した。
他の学校は動画を取り入れたり、討論会形式で披露したりと思い思いに発表。地域性のある名物給食や全国で活躍している生徒、特色ある独自行事や部活動などが紹介された。最後は2回目の開催を誓い、約2時間で終了した。
サミット後、上越・城東の小松君は「城東中は一つしかないと思っていたが、たくさんあることを知った。今回は生徒会で参加したが、学校全体で参加できるようになれば。地域のためになるボランティア活動などをしてみたいし、新潟県や上越の城東に行ってみたいと思えるよう、次回はアピールしたい」と話していた。