新設の小学校名は「有田小」に決定 2018年開校目指し着工

上越市は2016年6月30日、市立春日新田小の一部と同市立小猿屋小を統合して同市安江に新設する小学校の名称が「有田小学校」に決まったと発表した。2018年4月の開校を目指し、前日の29日から工事が始まった。

新設される学校のイメージ
統合校イメージ

児童の多い春日新田小の校区を狭め、児童が減少傾向にある小猿屋小学校を統合する。700人規模の学校となるが、開校時には約540人が通う予定。

校舎は鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約8946平方m。普通教室24室と特別支援教室5室を設置し、全教室に冷暖房設備を整える。校舎南側には、鉄筋コンクリート造りの体育館が設置される。延べ床面積は約2155平方m。3階には電気室を配置するほか、48時間稼働する自家発電装置も設置し、緊急時の避難所としても活用する。体育館の南側には、プールを配置する。グラウンドは校舎北側となる。学校全体の敷地面積は2万2660平方mで、工事にかかる費用は約44億円。17年12月末の完成を予定している。

校名については昨年、関係の町内を対象にしたアンケート調査と公募を実施し、400件を超える案が集まった。保護者や地域の意向を聞きながらさらに絞り込み、今年1月の教育委員会で有田小学校という案に決め、3月には有田区地域協議会からの答申も得ている。来年3月の条例改正で正式決定する。

新設校建設地(赤色)と既存の2小学校(黄色)の地図

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