珍しい「8本足のイカ」捕獲 上越市立水族博物館で標本展示中

=2014年12月21日更新=

上越市立水族博物館は、深海に生息する珍しいイカ、「マッコウタコイカ」の標本を展示している。糸魚川市の能生沖で捕獲された「8本足のイカ」で、本物を見ることできる機会は極めて少ない珍しイカだという。

マッコウタコイカは、日本海北部の水深600〜1200mの深海に生息するイカ。生まれたときは10本の足(触腕)があるが、成長すると2本が失われ、「8本足のイカ」になる。50年ほど前にマッコウクジラの胃の中から初めて発見された。

2014年10月25日、糸魚川市能生沖で佐藤忠彦さんの漁船の底引き網漁にかかった。体長は54cmで、同館が国立科学博物館に照会したところ、珍しいマッコウタコイカと判明した。

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市立水族博物館1階の観覧ホールで展示されている。展示は2015年2月1日までの予定。