上越青年会議所がユーザー目線の防災グッズ「けんしん君」を考案

上越青年会議所は防災グッズ「けんしん君」を考案した。大人2人が2日間生き延びられるような品物24点をセットにしたもので、30代のメンバーたちが、聞き取り調査などを行い、使う人の目線で工夫を凝らした。

地域貢献や防災意識の向上などを目的に、同会議所オリエンテーション委員会(藤井浩幸委員長)が企画した。「けんしん君」のネーミングは上越市ゆかりの上杉謙信にちなんだほか、「献身」の言葉にもかけた。自然災害などによってライフラインが寸断された環境の中、大人2人が2日間生き延びることができる水や食品、防寒対策品のほか、携帯電話やスマートフォンを充電できる手回し多機能ラジオ、LEDライトなど、厳選された24アイテムをセットにした。

防災グッズ販売にあたり、メンバーたちは同市防災危機管理課や同市社会福祉協議会などで災害時の実態を調査したほか、インターネットなどで情報を収集したという。メンバーの岡庭健吾さんは(36)は「内容が充実し、価格をリーズナブルに設定。災害用にはもちろん、いざという時のため、車に積んでおいても役立つと思います」と話している。

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予約受け付け中。24アイテム入りで 1万円=写真=。簡易タイプ(5000円)、保存期間のある商品入れ替え用の詰替えタイプ(2000円)もある。予約は月末締めで、商品は翌月引き渡し。上越エリアであれば配達も可能。問い合わせ、申し込みは上越青年会議所025-522-1819。