高田世界館で10月25、26日 フランス映画の名作映画2本上映

新潟県上越市本町6の高田世界館は「越後・謙信SAKEまつり」に合わせ、2014年10月25、26の両日、「フランス映画 秋の名作選」を開催する。2大スターが共演する犯罪映画の金字塔「地下室のメロディー」と、ルノワールの人間喜劇の傑作「フレンチ・カンカン」を上映する。

地下室のメロディー
地下室2

料金は1回券1000円、2回券1500円。学生と65歳以上は1回券800円、2回券1200円。いずれも当日券のみ。2回券は2日間有効。
 上映時間は25日が午前10時から「地下室」、午後1時から「フレンチ」、同4時から「地下室」。26日は午前10時から「フレンチ」、午後1時から「地下室」、同4時から「フレンチ」。問い合わせは、090-4492-4092(上野さん)。

フランス名作選014

◇「地下室のメロディー」(1963年)
 ジャン・ギャバンとアラン・ドロンの2大スターが共演した犯罪アクション。5年の刑期を終え出所した老ギャングのシャルル(ジャン・ギャバン)。彼は青年フランシス(アラン・ドロン)と組み周到な計画を立てて、再びカジノの現金を強奪する。そして、計画はうまくいき、完全犯罪が成功したかに思えたが……。あっと息をのむラストシーンはむなしくも美しい。ミシェル・マーニュのモダンジャズも非常に印象的。27歳のアラン・ドロンの陰のある演技や、ジャン・ギャバンの存在感は圧倒的だ。アンリ・ヴェルヌイユ監督。118分。

動画(CM)

◇「フレンチ・カンカン」(1954年)
 1880年代のパリを舞台に、フレンチ・カンカンとパリの名物だったムーラン・ルージュの誕生を描くジャン・ルノワール監督の傑作オペレッタ。ジャン・レーモンやエディット・ピアフなど、多くのシャンソン歌手も出演しており、大人の音楽喜劇として、膨らみのある幸福感に浸らせてくれる。ラストシーンでヴォケールの歌う主題曲“モンマルトルの丘”は、楽しくも感傷的なメロディーで、誰もの心に染みる。カラー映画。102分。