世界中の温帯域から亜寒帯域に広く分布する世界最大のイカ「ダイオウイカ」が2014年3月16日、新潟県糸魚川市能生の弁天浜に漂着した。3月30日まで上越市立水族博物館(上越市西本町4)入り口で展示されている。時間は午前10時~午後3時。
ダイオウイカは水深650~900mに生息し、大きいものでは体長13mにもなる。同館でのダイオウイカの展示は昨年4月、吉浦の海岸に漂着したものに続いて2度目。
今回捕獲されたダイオウイカは前回のものより大きく、体長約4.5m、重さ200kg以上という。捕獲後に冷凍保存され、多くの来館者に見てもらおうと、春休み期間中に展示された。訪れた家族連れなどはダイオウイカの大きさに驚き、注目を浴びていた。
中村館長は「昨年展示したものは76kgだったので、今回のものはかなり大きい。貴重な展示となるのでぜひ見ていただきたい」と話していた。
ダイオウイカは今年1月以降、日本海側各地で漂着、捕獲されており、今回の漂着は佐渡の4件、柏崎の1件に続いて6件目。26日には佐渡で新たに2体が捕獲されている。
◇上越市立水族博物館公式サイト
http://www.city.joetsu.niigata.jp/site/sea-museum/