上越妙高駅東口に馬上謙信像を設置 寄付の6500万円で

上越市は2015年春に開業する北陸新幹線上越妙高駅の東口に、シンボルとして上杉謙信の像を設置する。制作、設置費は市内の企業から今年1月に寄付を受けた6500万円を充てる。来年春の開業に合わせて設置される。

建設が進む上越妙高駅(東口)
nisiguti

市によると、今年1月に市内の企業からシンボル像の費用として寄付を受けた。「威風堂々とした馬上の謙信公像を」という要望だったという。市は企業の意向で企業名は公表しないとしている。

制作は茨城県牛久市在住の彫刻家、上越教育大学名誉教授の峯田敏郎さんに依頼する。峯田さんは1986年から96年まで同大学の教授を務めたほか、99年に木彫彫刻界で最高峰の平櫛田中(ひらくしでんちゅう)賞を受賞している。2013年7月には、自身の彫刻作品20点を市に寄贈した。

謙信像はブロンズ製。1m50cm位の石積みの土台の上に、謙信が馬にまたがった像にする予定。峯田さんが木彫りで馬上謙信を制作し、それを基にブロンズ像にするという。

2013年7月に上越市のミュゼ雪小町で行われた作品の贈呈式であいさつする峯田さん
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市によると、上越市内には春日山中腹や春日山町1の市埋蔵文化財センター、本町5のあすとぴあ高田(郵便ポスト上)に謙信像がある。