特殊詐欺で上越市の一人暮らし80代女性が500万円被害

2013年12月13日午後4時15分ごろ、新潟県上越市在住の一人暮らしの80代女性が、警察を名乗る男に現金500万円をだまし取られる特殊詐欺に遭った。

500万円の札束(記事とは無関係のイメージ画像です)
500万円札束モザイク

上越警察署の調べによると、同日午後2時頃、女性の自宅に「警察のカザマ」と名乗る男から「今、詐欺がはやっている。被害に遭いそうな名簿にあなたの名前が載っている。知らないうちに口座から金を払い出しているので、お金を保護してやる。古い口座に目を付けて払い出すので、下ろして待て。後でタナカがお金を預かりに行く」と電話があった。

女性は市内の金融機関で現金を下ろし自宅にいたところ、同4時15分頃、タナカと名乗る男が自宅に来たので、現金500万円を渡した。タナカは「午後6時頃に、カザマとオオヤマの2人が説明に来る」と言ったので待っていたが、訪ねてこなかったため不審に思い警察に連絡したことから、詐欺被害に遭っていることが分かった。

上越署では、13、14日の両日に同様の前兆電話が計10件ほどあったことから、上越市に情報提供するなど、注意を呼び掛けている。