12月2日の新幹線試験走行初列車 上越妙高駅に午前6時半着

2015年春の開業に向けて、北陸新幹線の設備点検などを目的に2013年12月から長野-黒部宇奈月温泉間で行われる列車走行試験のスケジュールが明らかになった。新潟県上越市の上越妙高駅には12月2日午前6時30分に最初の列車が到着することが分かった。

*走行試験を行う新幹線総合検測車「イースト・アイ」(JR東日本提供)
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新幹線の建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、同2日はJR東日本の電気・軌道総合検測車の「イースト・アイ」が走行。午前1時50分に長野駅を出発し、時速30km程度で走行し軌道や信号設備などの機能を点検する。状況によっては、到着時刻が変更する場合がある。上越妙高駅出発後は、昼ごろに糸魚川駅を通り、夕方には黒部宇奈月温泉駅に到着する予定。

上越市などの官民でつくる「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」は、上越妙高駅への到着に合わせて歓迎イベントを検討している。

試験期間は2014年3月末まで。営業最高速度の時速260kmまで段階的に上げていく。「イースト・アイ」のほか、12月6日の日中には東北新幹線で「やまびこ」として使用されているE2系車両が走行する予定だ。