慶長19年(1614年)の高田城築城から400年目となる来年の「高田開府400年祭」に向けて、ちょうど1年前となった2013年7月5日、新潟県上越市本町3の雁木通りプラザなどにカウントダウンボードが設置された。1年前宣言セレモニーが行われ、関係者や市民ら約60人が参加し1年前を祝った。来年に向けて機運を盛り上げようと7月7日まで、本町商店街を会場にしたイベント「城下町高田わくわく“楽市”」が開かれている。
高田城は徳川家康の指示で、松平忠輝の居城として慶長19年3月15日に起工。工事は旧暦の7月上旬に終了したとみられ、7月5日に築城に関わった幕府の役人が引き上げたという資料が残っていたことから、市はこの日を「高田城築城記念の日」と位置付けて、来年「高田開府400年祭」を行う。
同市本町3の雁木通りプラザに設置された特設ステージでセレモニーが行われた。高田開府400年祭実行委員会の植木宏委員長が「ここに1年前の宣言を申し上げます」と力強く宣言。また、「上越来てもらい隊」隊長のお笑いコンビのバックスクリーンが松平忠輝に、本町商店街ピーアールアイドルがんぎっこのメンバーが五郎八姫にふんして会場を盛り上げた。式の最後に来年の7月5日までをカウントダウンするボードの除幕が行われ、村山秀幸市長らが紐を引くと、「高田開府四〇〇年 あと365日」と書かれたボードが現れた=写真=。
カウントダウンボードは雁木通りプラザの広場のほか、市役所と高田城三重櫓に設置される。
7月6、7日も特設ステージや同市本町4のイレブンプラザで伝統芸能披露や特産品販売など多彩な催しが行われる。
7月7日までのイベントを紹介した高田開府400年実行委員会の公式ページ