板倉区で不明の女性、12km離れた関川で収容

2013年3月17日午後、新潟県上越市板倉区長嶺で除雪中の無職三田村梅子さん(68)が行方不明になった。翌18日早朝から警察と消防で捜索していたところ、約12km離れた関川を流れている遺体を発見し、渡河訓練中の自衛隊高田駐屯地隊員と消防隊員が協力して午前9時18分に収容した。家族により三田村さんであることが確認された。三田村さんは、あやまって用水路に転落し、川に流されたとみられる。

自衛隊と消防が協力して遺体を収容(18日午前9時18分ごろ)*クリックで全体表示
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三田村さんは17日午後2時半過ぎ、自宅の庭を除雪しているのを家族が確認したが、夕方になっても帰宅しないことから付近を探していたところ、自宅西側の用水路に三田村さんが使用していたとみられるスコップを発見した。家族が午後7時40分、上越署に届け出た。

上越署によると、警察と消防が18日早朝から捜索していたところ午前8時35分ごろ、県警ヘリが同市木田3付近の関川で発見した。収容する船の手配をしていたが、自衛隊高田駐屯地が関川大橋から春日大橋間でボートによる渡河訓練をしていることが分かり、自衛隊に協力を要請。自衛隊のボートに消防隊員が乗り込み、午前9時18分ごろ薄袋地内で遺体を引き上げた。まもなく、家族が三田村さんであることを確認した。

三田村さんは用水路に転落し、別所川から関川へ流れたものとみられている。