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上越伝統の正月料理用に 一印上越魚市場で年末恒例サメの競り

1か月前

新潟県上越市木田3の一印上越魚市場(尾崎徹社長)で2021年12月27日、年末恒例のサメの競りが行われた。競り人の威勢の良い掛け声が響く中、鮮魚店や地元スーパーのバイヤーが氷の上にずらりと並んだサメを囲み、次々と競り落とした。

氷の上にサメがずらりと並んだ競り会場
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上越地域では古くから、サメの煮付けや煮こごりを正月に食べる習慣があり、同市場では毎年12月27日に競りを行っている。

この日並んだのは宮城県気仙沼港で24日に水揚げされた40〜70kgのモウカザメ20匹で、「身の張りも鮮度も良い」と尾崎社長(63)。それぞれ4、5分割され、集まった20人ほどの買い手は開始前に身質などを確認して回った。

午前7時、鐘の音を合図に競りが始まると、競り人の声に応じて買い手が値段を提示。次々と競り落とし、10分もかからずに完売した。

買い手がサメを囲み次々と競り落とした
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尾崎社長によると、サメの消費量は年々減少しており、同市場での販売量は10年ほど前の年間約70tに比べ、昨年は約40tにとどまった。「江戸時代から続く上越の食文化を守るためにも、大人から子どもまで広く味わってもらいたい。サメ料理で良い正月にして」と話した。