電車使いハシゴ酒 「謙信魂」男女500人で熱気

さまざまな出会いと街の活性化を兼ねた街コン「謙信魂(けんしんこん)」が2012年9月30日午後、新潟県上越市のJR高田駅とJR直江津駅周辺の繁華街で行われた。男女約500人が参加し、電車で両駅を移動しながら、三つの店を巡って飲食を楽しんだ。

電車でJR高田駅から直江津駅に向かう参加者
takada_w

「謙信魂」は、上越商工会議所青年部が2015年春の北陸新幹線開業を見据えて企画した。高田、直江津の合計約30店の飲食店のうち、指定された3店の飲食店をはしごする。城下町の高田、港町の直江津それぞれを電車を使って相互に移動するのが斬新な試みだ。

男女交互に座り、乾杯する参加者
kanpai

参加者はラフで個性的な格好から、ドレッシーなスタイルまでさまざま。同性2人1組の参加者は、受け付けを済ませた後、指定された1店目に向かった。担当スタッフが「上越の元気な店で楽しい時間を過ごし、新しい仲間をたくさん作ってほしい」とあいさつし、乾杯。男女交互に座った参加者は、最初は固くなっていたが、酔いが進むにつれ話も弾んでいた。

高田地区の会場の一つ、上越食品衛生協会会長で仲町3の「半兵衛」オーナー、田中義明さんは「普段は固定客が多いので、若い人に店を見てもらうのはありがたい。受け入れるのは初めてだが、利益よりも仲町の活性化に期待した」と話していた。

1店目が終わった午後3時すぎには、直江津駅に向かう高田の参加者と、高田駅に到着した直江津からの参加者が高田駅の上下線ホームに集結した。日中の乗降客は少ない両駅だが、この日は総勢500人でごった返した。

参加者した女性(25)は、「料理がおいしく、お腹いっぱいになった。あと2店を回るのでペース配分を考えれば良かった。女性の参加費は安いし、ずいぶん得した気分」と話していた。

主催者では、「年明けの冬の季節に2回目をやりたい」と話している。

上越ご当地アイドル、Jo志校のなつみさん、ひろこさんも参加
josiko

関連記事