2012年6月30日午後8時ごろ、新潟県妙高市の妙高山中腹で目撃された謎の光は、陸上自衛隊の関山演習場で打ち上げられた照明弾である可能性が高くなった。「関山演習場の照明弾ではないか」と指摘する人がおり、自衛隊に確認して判明した。(7月4日の記事続報)
陸上自衛隊高田駐屯地広報室によると、同時刻には迫撃砲で照明弾を打ち上げて夜間射撃訓練を行っていたという。照明弾は上空から目標の周囲を照らすものなので、ナイターの照明に匹敵するほど光量があるという。パラシュートで上空からゆっくり落下するため、遠くから見ると止まっているように見えるようだ。
通常、照明弾は2、3発打ち上げ、5分以上光り続けるという。
「謎の光」の記事にはフェイスブック、ツイッターなどで大きな反響が寄せられた。同時刻に目撃した人も複数おり、「地震の前兆現象」「火の鳥」「UFO」など、怪奇現象としてとらえる人も多かった。
照明弾をUFOと間違える事例では、1997年3月に米国アリゾナで目撃された複数の光点物体が、UFOではないかとメディアに取り上げられ、大きな話題を呼んだ「フェニックスの光(フェニックス・ライツ)」が知られる。事件後にアメリカ空軍による演習の照明弾だと公表された。
↓フェニックスの光(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/フェニックスの光