妙高市燕温泉の朝日屋が破産手続き開始決定

新潟県妙高市関山の温泉旅館「有限会社 燕温泉ホテル朝日屋」(資本金900万円)が2012年6月13日、新潟地裁高田支部から破産手続き開始の決定を受けたことが分かった。営業はすでに2010年7月から停止している。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約2010万円が見込まれる。

整理・倒産

創業が1892年(明治25年)という老舗旅館で、100%かけ流しの天然温泉のほか、スキーや妙高登山口の宿として親しまれてきた。近年は利用客が少なく、2010年4月期には年売上高が1200万円まで低下していた。同年7月に温泉旅館を廃業したが、旅館の建物が国有地に建っていたために返還問題が生じ、自力での解決に至らなかった。

【おわび】 「朝日屋」の写真が別の旅館の写真でしたので、削除しました。