上越市は2011年9月16日、東京電力福島第1原発の事故を受けて全ての市立小中学校と、公立私立の保育園と幼稚園の合計158か所で実施した大気中の放射線測定結果を公表した。いずれの場所でも異常な値は出なかった。
最も高かった地点は市立牧中学校で1時間当たり0.086マイクロシーベルト、最も低かったの地点は複数あり1時間当たり0.044マイクロシーベルト。全ての場所で通常の測定範囲内(1時間当たり0.016~0.160マイクロシーベルト)だった。
上越市が公表した158か所それぞれのデータ(PDFファイル、クリックすると別ウインドで開きます)。
158か所のうち、25か所については、市が県から借りた装置を使って7月に測定した。その結果、異常な値は出なかったが、市民の不安の声に応えるため、全ての学校などで測定することにした。残った133か所については業者に委託して今月14日までに測定した。
今後は10~12月まで、合併前上越市の2か所と13区各1か所の小中学校で定点観測を行うという。