大麻草300本栽培 妙高市の会社員ら4人逮捕

妙高警察署などは県警組織犯罪対策1課などの応援を得て2011年7月19日までに、大麻取締法違反の疑いで妙高市内に住む26~29歳までの会社員ら4人を逮捕した。このうち3人は300本余りの大麻草を栽培した疑い。

県警によると大麻草300本余りの摘発は統計が残っている2004年以降、県内最多の本数。警察庁などによると、全国では群馬県内で今年2月に摘発された995本に次いで今年2番目の本数という。

押収された大麻草(写真・妙高警察署提供)
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発表によると、大麻を栽培した疑いで逮捕されたのは、同市姫川原の会社員の男(27)、同市中町の土木作業員の男(28)、同市赤倉の会社員の男(26)。3人は共謀の上、吸煙を目的に300本を超える大麻草を同市田口にある現在営業していないホテルの建物の軒下で発芽させ、同市樽本の休耕田に移植するなどして栽培した疑い。警察の調べに対し3人は容疑を認めているという。姫川原の会社員の男は「3年前から育て始め、種を増やしていった」と供述しているという。

また警察が3人の関係する33か所を調べたところ、乾燥大麻を持っていた疑いで赤倉に住む会社員の男(29)を逮捕した。男は吸煙目的で乾燥大麻0.177gを自宅に隠し持っていた疑い。男は大麻栽培容疑で逮捕された3人と友人関係。同署によると容疑を認めているが「3人からではなく別の友人からもらった」と話しているという。

今年5月に匿名で妙高警察署に情報提供があり、捜査を進めていたという。