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107歳の後藤はつのさん、故郷で再び絵画展

9年前

妙高市の赤倉温泉出身で、2010年9月2日に107歳を迎えたばかりの後藤はつのさん(東京都墨田区在住)の絵画展が9月10日から16日まで、同市の妙高高原メッセで開かれた。はつのさんは連日会場に詰めかけて来場者と記念写真を撮ったり、話をしたりと元気いっぱい。はつのさんの肉声を動画でどうぞ。

はつのさんへのインタビュー・2分1秒

はつのさんは1903年(明治36年)に、8人きょうだいの長女として生まれ、妙高山の麓の山里で小学校までの少女時代を過ごした。20歳で結婚し、1男1女を育てた。

107歳とは思えない肌の艶のはつのさん
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絵を描くきっかけは73歳のとき、長男に言われた「歳をとってなにもしないとぼけちゃうよ。絵でもやったら」の一言。近くの絵画教室に通い、絵の手ほどきを受けるうちに熱中するようになった。一時、家族と海外に赴いたため、絵画は中断。再び絵筆をとったのは80歳になってからだった。

描く絵は、たこ揚げ、祭り、雪の中の通学、囲炉裏端での生活、柿もぎ、田植え、スキー授業など、生まれ育ったふるさとの牧歌的な風景や風俗が、鮮やかな色遣いで描かれている。

「柿もぎ」(1993年)
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絵画展は好評だった2006年に続き4年ぶり2回目。赤倉温泉でホテルを経営するはつのさんの弟の孫、涌井大輔さんらが企画した。

「明治42年 紀元節のたこあげ会」(2001年)
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会場には73歳から99歳まで毎年1点ずつ描いた100号の大作が18点と、合間に描いた小品を展示している。100歳以降はスケッチ程度で、ほどんど描かなくなったという。

大勢の人が訪れた会場
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はつのさんは連日午前2時間、午後2時間会場に姿を見せ、来場者と話したり、記念写真に応じたり、元気いっぱいだった。

「明治42年の遠足 苗名の滝」(1999年)
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