上越市に戸籍上148歳の「生存者」

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存命なら148歳になる人が戸籍上、上越市にいた。全国的に高齢者の所在不明問題が相次ぐ中、同市が調べた結果、この人を含む120歳以上になる高齢者91人の戸籍が残っていた。

148歳は江戸時代の文久2年(1862年)生まれ。文豪の森鴎外や5000円札でおなじみの新渡戸稲造と同年となる。

ただ今回の不明の91人はあくまで戸籍上の問題。同市では、2010年8月上旬に住民登録している100歳以上の全市民86人の安否確認を訪問調査などにより実施。全員の存在を確認している。

戸籍は親族関係や婚姻など証明する制度。一方、住民登録制度が国民健康保険など行政サービスの土台となっている。戸籍は本籍地のある市町村に置かれるため必ずしも実際に生活している市町村とは合致しないが、住民登録制度による住民票は行政サービスを受けるために必要で、実際に生活する場所と合致することが多い。

今回のような戸籍上の「生存者」は、死亡したにもかかわらず、何らかの事情で死亡届が出されなかったり、失踪(しっそう)届が提出されなかったことなどが原因と考えられている。

今後、市は戸籍を精査し、法務局と相談して削除申請などを検討するという。