ジャーマンアイリス200本折られる 上越市岩木

上越市岩木の市道脇に不法投棄を防ぐ目的で住民が植えたジャーマンアイリス約200本が折られているのが見つかった。これからが見ごろで地域住民にも愛されていただけに、近隣の人は「ひどい」「楽しみにしていたのに」と憤りを隠さない。

無残に折られた花
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この場所でジャーマンアイリスを育ててきた渡邊洋子さん(70)が2011年5月20日に気付いた。「前日の夜は咲いていたのに、朝にびっくりして腰抜けた」と話した。茎や葉が折られる惨状に近隣の人も「ひどい」と漏らしている。

市道沿いのこの場所には駐車スペースがあり、弁当のごみなどが捨てられることが多かった。渡邊さんは約10年前、自宅前のこの場所にジャーマンアイリスを植え始めた。それから株を増やし続け現在は約100mにわたって植えられている。

渡辺さんは20日、警察に被害届を提出。岩木町内会の渋木俊会長も「残念な行為。きれいな花を楽しみにしていたのに」と話している。
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