上越市が「上杉おもてなし武将隊」結成へ

上越市は2011年度、上杉謙信などの戦国武将になりきって春日山城跡で観光案内やパフォーマンスを行う「越後上越 上杉おもてなし隊」を結成する。イケメン武将隊として人気を誇る「名古屋おもてなし武将隊」にならい、上越に観光客を呼びこむ施策に一つとして新たに実施する。

名古屋おもてなし武将隊

2011年度予算案に事業費として3123万円計上している。

武将隊は、上杉謙信、上杉景勝、直江兼続など10人を予定。甲冑を着て春日山城で観光客の出迎えや案内、口上などさまざまなパフォーマンスを行う予定だ。

事業は市が民間業者に委託して実施する。10人の武将たちをその業者が緊急雇用創出事業として雇用する。

名古屋では、イケメン武将の多数のおっかけファンがいるほとの人気で、来月にはCDデビューも予定している。

村山秀幸市長も3月1日の市議会本会議で「武将隊による全国発信は『歴女』をはじめとする歴史好きの女性ファンやおっかけファンの獲得など幅広い層からの誘客とともに、市民にも興味を持つきっかけとしても期待している」と意気込みを語った。

今後、事業を委託する業者を決めながら内容を詰めていくという。市観光振興課では「イケメン武将になるかはともかく、地域全体で盛り上げていきたい」と話している。