mixiから地震被災者の支援活動始まる

ソーシャルネットワークサービス(SNS)の国内最大手、mixi(ミクシィ)に集う上越地域の若者が、今回の東日本巨大地震の被災者のために何かできないかと2011年3月17日、上越市内でミーティングを開き、初顔合わせをした。(川村)

3月17日夜に行われた初ミーティング
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mixiのコミュニティー「東北地方太平洋沖地震支援 新潟」は、地震翌日の2011年3月12日、「僕たちに何かできることがあるのではないでしょうか。募金活動などをともに行いましょう」と、長岡市のTommyさん(20)が管理人になり開設した。

県内の会社員や主婦、学生らが続々と参加し、現在は1500人に迫っている。行動を起こすには大人数のため、上・中・下越ごとにミーティングを行うことになった。

上越市では3月17日夜、西城町2の高田ロータリークラブ事務局で、28人が参加して初ミーティングが開かれた。普段はハンドルネームで情報交換をしているメンバーが、本名を書いた名札を付けて参加。自己紹介の後、ボランティア実績のあるローターアクトクラブ会員、上越教育大学の学生、mixiの一般メンバーらが意見交換した。

意見交換の中で、現地に行ってボランティア活動をすることについて、「個人で行くのは足手まといになり、事故のもとになる」「今、ここ新潟でできることを考えるべき」などの意見が大勢を占めた。中越地震や中越沖地震でボランティア経験のあるメンバーの経験談もあった。

その中で「一番できることは募金活動」「募金活動は次々と広がっていく」「物資は被災した人のためになるか分からないし、交通の問題がある」などの意見が上がり、募金を中心に活動していくことになった。

また、上越市にも福島県の避難者が到着したことから、ボランティアや物資の持ち込みを希望する人もいた。

今後は各組織のリーダーが定期的に集まって情報交換するほか、トピック内に新しく立ち上げた「上越ミーティング板」を通じて情報の共有、意見交換などを行い、参加できる人は加わることにしている。

また、mixiの登録者以外にも呼びかけるため、ブログを立ち上げる予定。

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「東北地方太平洋沖地震支援 新潟」
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「上越ミーティング板」
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