妙高高原のスキー場 大部分が3月中に営業終了

20110323myokokogen

妙高高原の各スキー場では十分な積雪があるにもかかわらず、東日本大震災による電力事情の悪化と圧雪車の燃料不足のため、一部リフトの運休やナイター営業の中止、平日の営業休止のほか、今シーズンの営業を3月末までに打ち切るゲレンデが相次いでいる。震災以降はスキー客のキャンセルが相次いでおり「営業しても採算が合わない」という事情もあるようだ。

妙高市観光協会は、「2月の営業は好調だと聞いていたので残念。雪はたっぷりあるのに」と話している。

各スキー場の営業予定は次の通り。4月1日以降も営業するスキー場は赤倉観光リゾートスキー場と、関温泉スキー場のみとなっている。

・池の平温泉スキー場は節電と燃料不足のため、4月3日まで営業の予定を3月21日で打ち切った。

・妙高杉ノ原スキー場では、3月22~25日を休業し、26、27日の土日曜はゴンドラ運行のみとし、営業時間を午前9時~午後3時に短縮して営業する。今シーズンの営業は3月27日で終了。

・赤倉観光リゾートスキー場は、節電のため運行リフトを減らし、滑走可能コースをホテルゲレンデ側に限って営業している。5月5日まで営業予定。

・赤倉温泉スキー場は、4月3日までの営業予定だったが、3月27日で打ち切る。

・タングラムスキーサーカスはリフトの稼働を減らし、4月3日まで営業する。ナイターとサンライズ営業は中止した。

・斑尾高原スキー場は4月2日までの営業予定だったが、電力事情の悪化、圧雪車の軽油不足、客の減少のため3月21日で営業を終了した。各種イベント、大会も3月11日以降は中止した。

・妙高スキーパークは4月4日までの営業予定だったが、電力事情悪化のため3月17日で終了した。

・休暇村妙高は3月31日までの営業予定だったが3月26、27日で終了する。平日は節電のため休業している。

・関温泉スキー場は5月5日まで営業予定。3月19日に予定していたスキーカーニバルを4月30日に延期した。4月3日にチャリティーイベントを実施する。(川村)