上越市長名で休業求める文書 営業継続のパチンコ店に

新潟県上越市は2020年5月3日、同市内のパチンコ店2店が県による休業指示の後も営業を継続しているとして、パチンコ店を運営する法人にあてた休業を求める村山秀幸市長名の文書をこのうち1店の店長に手渡した。

市の小田基史産業観光交流部長が3日午後、営業を続けている店舗を訪れ「法を遵守いただき、新潟県の指示に従われますようお願いします」とする市長名の文書を店長に手渡した。法に基づく休業要請や指示の権限は市にはなく、文書の表題は「新型コロナウイルス感染症まん延防止について(お願い)」。市では「市民の不安解消など市としてできることとして取り組んでいる」としている。

県は5月2日、この2店について新型コロナウイルス特措法に基づく45条3項に基づく休業指示を出した。指示は同条2項の休業要請よりも強い行政処分だが、従わない場合の罰則はない。

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