上越市議会がタブレット端末の勉強会 議会への導入を検討

上越市議会は2015年5月21日、タブレット端末活用の勉強会を開いた。同市議会では議案審査などへのタブレット端末の導入を検討しており、この日は全議員32人が実際にタブレット端末を手に体験した。

タブレットを操作する議員
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同市議会では昨年、議会運営委員会がすでに導入している埼玉県所沢市議会を視察するなど検討を進めている。今回初めて全議員を対象に勉強会を開いた。全国では約30自治体で導入されている。約10の議会に導入した実績がある東京インタープレイの米田英輝社長が講師を務めた。議員全員にiPadを配り、基本的な操作から説明した。

日常的にタブレット端末を活用している議員もいたが、多くの議員にとっては初体験。写真撮影や地図の表示など基本的な機能から始め、実際の議会資料の閲覧までを2時間余りで体験した。

操作方法などを丁寧に説明する米田社長
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米田社長は「ダブレットの導入はあくまで手段。費用削減や効率化という目的に合わせて、無理に全てペーパーレス化する必要もなく場合によっては紙も残してもいい」などとアドバイスしていた。